罪か、それとも愛か


「ねぇ、冬輝。アイス食べたい。買い置きなかった?」

そんな微妙な空気をパソコンを見ていた琴羽が打ち破る。

「アイスか。無いな。
コンビニに買いに行ってくるよ。琴羽はいつものチョコの入ったやつだな?夏姫も同じのでいいか?」

「私はイチゴ味のやつがいいー。よろしく!」

翔太の隣で手だけをあげる夏姫。

「あ、水上くん、私もコンビニ付き合う」

財布をポケットに入れて支度する冬輝に、愛紗が慌てて駆け寄る。だが、冬輝は時計で時間を確認すると首を横に振った。

「もうこんな時間だ。片付けまで手伝わせて悪かった。宮崎は駅まで送るよ。コンビニはそれから寄るから」
「時間なら、大丈夫だよ?」
「明日も授業だろ?俺もこれからレポートまとめたいし」

そう言われてしまうと、愛紗も帰り支度をするしかなかった。


「お邪魔しました」

「またねー、愛紗ちゃん」

夏姫は愛紗を見もせず手だけを振る。
琴羽もその場でヒラヒラと手をふった。



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