罪か、それとも愛か



トイレの隣の洗面所で、二人でかたずを飲んで検査の結果を待つ。


「…出た」
「あぁ、出たな」


琴羽は、そっと自分のお腹に触れた。いつもと変わらないお腹だけれど、ここに新しい命があると思うとなんだか不思議だ。

冬輝がそっと抱き寄せてくれる。

「冬輝、どんな気持ち?」
「一番はうれしい。やったって叫びたいくらい。それと、さぁ、これからだって気合いも入った」
「そうね。私も。絶対無理しない。この子を元気に産むことを第一に考える」
「だな。えっと、みんなに報告…その前に」

冬輝はその場にしゃがみこみ、琴羽のお腹にそっと触れた。

「ようこそ。俺がパパだからね。絶対に幸せにするから、元気に成長しろよ」

喜びが溢れて止まらない冬輝はたちあがると琴羽を見つめ、唇を重ねた。

「…琴羽。愛してる」

重なった唇を離すと、ぎゅっと抱きしめてつぶやいた。

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