罪か、それとも愛か
「冬輝の愛は重いわ」
「そういうなよ」
「重いのは平気だけど。
思っていたより早く子供が来てくれたのは、冬輝の愛が重いせいな気がする」

「そうか…もう少し後でもよかったかな。二人でデートしたり旅行も行きたかったし、もっと琴羽とイチャイチャしたかった…」
「な…何言ってるの?…夏姫に聞いたよ、優良物件だって人気なんでしょ?
モテるんだから楽しんで。私に遠慮ならいらない」

「琴羽以外いらないし。
琴羽としか、したくないし」

甘く微笑んで、琴羽の頬にくちづけする冬輝。

ーーズルい。こんなに甘く、優しく、愛を捧げられたら、溺れてしまう。

でも、冬輝ならいい。

「私が生きるためには冬輝は絶対に必要だから。やっぱり誰かと共有なんてしたくない」
「珍しい。琴羽が独占欲を見せるなんて…やばい、かなりうれしい」

耳まで真っ赤になった冬輝が愛おしくて。やっぱりこの人とこうして一緒に生きることを選んで本当に良かったと琴羽は心の底から思った。



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