罪か、それとも愛か
特別室の中では、花音がぐったりとベッドに横たわっている。その傍らにはベビーベッドに眠る生まれたての赤ちゃんがいた。
一年前、花音は幼馴染の久我大河と結婚した。
その花音が産んだ待望の男の子だった。
「あれ、誰もいないの?」
「遅いわよ、琴羽。何時だと思ってるのよ。とっくに面会時間なんて過ぎてる」
「ごめん。会議が押してしまったの。花音の代理は忙しいのよ。特に今日は大河も出産立会いでいなかったし」
「お飾りの大河もそれなりにいないと困る?」
「当たり前でしょ。お飾りだなんて言ったら可哀想よ、頑張ってるのに。
病院とフリースクールを提携させて、病気や怪我で学校に通えない子にも勉強できる環境を作ろうってアイデア出したのは、大河よ。私が手がけたフリースクールが思わぬ形で脚光を浴びて嬉しいやら、ありがたいやら」
琴羽はバックからタブレットを取り出し、画面を操作すると、花音に見せた。
一年前、花音は幼馴染の久我大河と結婚した。
その花音が産んだ待望の男の子だった。
「あれ、誰もいないの?」
「遅いわよ、琴羽。何時だと思ってるのよ。とっくに面会時間なんて過ぎてる」
「ごめん。会議が押してしまったの。花音の代理は忙しいのよ。特に今日は大河も出産立会いでいなかったし」
「お飾りの大河もそれなりにいないと困る?」
「当たり前でしょ。お飾りだなんて言ったら可哀想よ、頑張ってるのに。
病院とフリースクールを提携させて、病気や怪我で学校に通えない子にも勉強できる環境を作ろうってアイデア出したのは、大河よ。私が手がけたフリースクールが思わぬ形で脚光を浴びて嬉しいやら、ありがたいやら」
琴羽はバックからタブレットを取り出し、画面を操作すると、花音に見せた。