罪か、それとも愛か
琴羽はスヤスヤと眠る赤ちゃんを覗き込んだ。
「うふふ、可愛い。
お疲れ様、花音。安産だったって聞いてるわ」
「あれで安産だっていうんだから、びっくり。世の中のお母さんたちはみんな凄いわ」
赤ちゃんを見つめる琴羽の表情は優しい。
ずっと花音を支えてくれた。琴羽は花音にとって一番信頼できて、一番大好きで、一番幸せになってほしい人。
恩返しがしたいとずっと思っていた。
「私、産んだわよ、男の子。生まれながらに一条を背負う運命の子」
「…うん。これで、陽翔も晃翔も役目が変わるわね。
この子を支えていくから。心配しないで」
「それはこっちのセリフよ。
琴羽。今までありがとう。もう、大丈夫だから。私もお母さんになった。頑張るから。
だから。
冬輝先生と入籍して、名実ともに家族になって」
「急に何を言い出すの。私は今のままでいいのよ。花音の手足となって一条の為に生きるしかできないから」
「元気に子供を産めたら、絶対1番に言おうと思ってたの。冬輝先生と戸籍の上でも家族になってほしい。
まことおばさまを苦しめたように周りがとやかく言ったところで、冬輝先生はもう立派な病院長よ。十分すぎるほどの実績も残してる。心配いらないわ」
「今の生活に満足しているの。冬輝との関係にも。いまさら変化は望まない。それに冬輝だってそんなこと望んでないはずよ。
さて。あんまり長居をしてはよくないわね。私、まだこっち仕事も残っているの。もう、行くわ」
「うふふ、可愛い。
お疲れ様、花音。安産だったって聞いてるわ」
「あれで安産だっていうんだから、びっくり。世の中のお母さんたちはみんな凄いわ」
赤ちゃんを見つめる琴羽の表情は優しい。
ずっと花音を支えてくれた。琴羽は花音にとって一番信頼できて、一番大好きで、一番幸せになってほしい人。
恩返しがしたいとずっと思っていた。
「私、産んだわよ、男の子。生まれながらに一条を背負う運命の子」
「…うん。これで、陽翔も晃翔も役目が変わるわね。
この子を支えていくから。心配しないで」
「それはこっちのセリフよ。
琴羽。今までありがとう。もう、大丈夫だから。私もお母さんになった。頑張るから。
だから。
冬輝先生と入籍して、名実ともに家族になって」
「急に何を言い出すの。私は今のままでいいのよ。花音の手足となって一条の為に生きるしかできないから」
「元気に子供を産めたら、絶対1番に言おうと思ってたの。冬輝先生と戸籍の上でも家族になってほしい。
まことおばさまを苦しめたように周りがとやかく言ったところで、冬輝先生はもう立派な病院長よ。十分すぎるほどの実績も残してる。心配いらないわ」
「今の生活に満足しているの。冬輝との関係にも。いまさら変化は望まない。それに冬輝だってそんなこと望んでないはずよ。
さて。あんまり長居をしてはよくないわね。私、まだこっち仕事も残っているの。もう、行くわ」