罪か、それとも愛か
「冬輝の愛は重いわ」
陽翔の妊娠が発覚したときと同じセリフがポロッとこぼれた。あの時、初めて冬輝が愛してると言葉にしてくれたことを思い出したのだ。
「そういうなよ」
冬輝も思い出したのだろう、同じセリフを返してきた。
「自分が母親になってわかったことがある。子どもへの愛って無限大なの。どんなに忙しくても、いつでも子供のことを思っているし、子供の顔をみれるだけで幸せになれる。
きっと、ママもそうだったんだなって。どんなに忙しくても愛情込めてお弁当作ってくれて。私のこと、いっぱい愛してくれたんだなって思うの。
冬輝、ありがとう。私を母親にしてくれたから気づくことができた。私幸せだよ」
「俺にだけ甘える琴羽は可愛いだけだけど。
やっと、名実共に家族になれる。もっともっと幸せになろう」
冬輝が優しく手を引いてくれる。
琴羽は迷わずその手を取った。
あなたのいない世界を知らない私は、今日もあなたのそばにいる。これからは『妻』として。
当たり前の毎日。だけど、その当たり前が明日も来るかはわからないから。
だから、今日も自分の想いをあなたに向ける。
この執着する想いは罪か、それとも愛か。
あなたは春の日差しのような温かく包み込むような笑みで、すべて受け止めてくれるだろう。
だからこの想いは紙一重で愛になる。
終
陽翔の妊娠が発覚したときと同じセリフがポロッとこぼれた。あの時、初めて冬輝が愛してると言葉にしてくれたことを思い出したのだ。
「そういうなよ」
冬輝も思い出したのだろう、同じセリフを返してきた。
「自分が母親になってわかったことがある。子どもへの愛って無限大なの。どんなに忙しくても、いつでも子供のことを思っているし、子供の顔をみれるだけで幸せになれる。
きっと、ママもそうだったんだなって。どんなに忙しくても愛情込めてお弁当作ってくれて。私のこと、いっぱい愛してくれたんだなって思うの。
冬輝、ありがとう。私を母親にしてくれたから気づくことができた。私幸せだよ」
「俺にだけ甘える琴羽は可愛いだけだけど。
やっと、名実共に家族になれる。もっともっと幸せになろう」
冬輝が優しく手を引いてくれる。
琴羽は迷わずその手を取った。
あなたのいない世界を知らない私は、今日もあなたのそばにいる。これからは『妻』として。
当たり前の毎日。だけど、その当たり前が明日も来るかはわからないから。
だから、今日も自分の想いをあなたに向ける。
この執着する想いは罪か、それとも愛か。
あなたは春の日差しのような温かく包み込むような笑みで、すべて受け止めてくれるだろう。
だからこの想いは紙一重で愛になる。
終


