罪か、それとも愛か
まことはちょっと背伸びをして手を伸ばし、冬輝の頭を撫でる。

子供の頃からまことが子供たちを褒めるときはいつも頭を撫でる。
琴羽はもちろん、冬輝も夏姫も、まことに頭を撫でて褒めてもらうのがうれしくて好きだった。

「いつの間にか、おっきくなって」
「そーだよ。冬輝、オレよりデカくなってさぁ。
いつも両手で琴羽と夏姫を連れて、『ショウさーん』なんて駆け寄ってきてくれた、ちっさくて可愛い冬輝がさ。カノジョなんかいてさぁ」

しみじみと冬輝を見上げるまことに、翔太が特大のため息をつきながら言った。


「あー、ショウさんのアイス、新商品じゃん。ひと口ちょうだい」
「おう、食え。なかなか美味いぞ」

自分の分はさっさと食べ終えた夏姫が、翔太のアイスをスプーンで掬う。

「こら、夏姫。父さんのを食べなさい。まだ口をつけてないから」

行儀が悪いと咎める洸平。だが、翔太は笑って夏姫の好きなようにさせる。

「いいからいいから。夏姫、美味いか?」
「うん。美味しい。ありがと、ショウさん」
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