罪か、それとも愛か
二家族、総勢七人が揃えば賑やかだ。母親同士、父親同士、琴羽と夏姫、それぞれに会話も弾む。
「さてと。オレ、課題があるんだ。資料使いたいから父さんの書斎借りるね」
立ち上がったのは冬輝だ。そんな冬輝に翔太が声をかける。
「課題なんて洸平に手伝ってもらえよー。もうちょっとラクしていいと思うぞ?」
「そもそもショウさんが出した課題だよ。もう、相変わらずなんだから。
大丈夫。自分の為だし、ちゃんとやるよ」
「エライ!さすが冬輝!将来が楽しみ。早く一緒に仕事したいわ。
医師になったら私の夢の病院を一緒に支えてね、期待してるぞ」
ことあるごとにまことが語る、彼女の夢の理想の病院。それは『一条』の名前に頼らないことが大前提。
地域の人々に寄り添って頼られる病院。そして意欲のある若者に門戸を開き、彼らが成長できる環境を兼ね備えている病院だ。
「私達が医師になるまで待ってなくても、パパが作っちゃえばいいのに」
「簡単に言ってくれるじゃないか、琴羽。大変なんだぞ、ママの理想を全部叶えるには。
それにパパが作ったら『一条』の名前が絡んでくる。ママが一番望まない形だ。
お前たちが手伝ってくれるのを待ってるよ」
「そうそう。急いでいるわけじゃないの。冬輝と夏姫と琴羽と私たち。みんなで協力して働きたい。絶対楽しいし、相互作用で最高の医療が提供できると思うの。
誰にも何も言わせない。ただただ輝かしい医療の未来を私達で作っていくの」
『一条の嫁にふさわしくない』と言われ続けた母が、『一条』の束縛なく一人の医師として思う存分腕をふるえる、理想の病院を。それが7人の夢でもあった。
「さてと。オレ、課題があるんだ。資料使いたいから父さんの書斎借りるね」
立ち上がったのは冬輝だ。そんな冬輝に翔太が声をかける。
「課題なんて洸平に手伝ってもらえよー。もうちょっとラクしていいと思うぞ?」
「そもそもショウさんが出した課題だよ。もう、相変わらずなんだから。
大丈夫。自分の為だし、ちゃんとやるよ」
「エライ!さすが冬輝!将来が楽しみ。早く一緒に仕事したいわ。
医師になったら私の夢の病院を一緒に支えてね、期待してるぞ」
ことあるごとにまことが語る、彼女の夢の理想の病院。それは『一条』の名前に頼らないことが大前提。
地域の人々に寄り添って頼られる病院。そして意欲のある若者に門戸を開き、彼らが成長できる環境を兼ね備えている病院だ。
「私達が医師になるまで待ってなくても、パパが作っちゃえばいいのに」
「簡単に言ってくれるじゃないか、琴羽。大変なんだぞ、ママの理想を全部叶えるには。
それにパパが作ったら『一条』の名前が絡んでくる。ママが一番望まない形だ。
お前たちが手伝ってくれるのを待ってるよ」
「そうそう。急いでいるわけじゃないの。冬輝と夏姫と琴羽と私たち。みんなで協力して働きたい。絶対楽しいし、相互作用で最高の医療が提供できると思うの。
誰にも何も言わせない。ただただ輝かしい医療の未来を私達で作っていくの」
『一条の嫁にふさわしくない』と言われ続けた母が、『一条』の束縛なく一人の医師として思う存分腕をふるえる、理想の病院を。それが7人の夢でもあった。