罪か、それとも愛か
※
琴羽の唇は冷たかった。本当に血が通っているのか心配になるほどの冷たさ。
ーーこれはキスなのだろうか。まるで氷に触れているようだ。
唇を離し、冬輝の腕の中で小さく震える琴羽。
こんなに弱々しい琴羽は初めてだ。まるで巣から落ちた雛鳥のように、不安に震えている。
琴羽は夏姫や冬輝に多少のワガママを言うくらいはあっても、大抵の場合は何でも一人でこなせる子だ。
『一条の娘』としての矜持が甘えを許さないからだ。
そんな琴羽が一人で立ってもいられず冬輝にしがみつき、死に怯えて震えている。
ーーどうしたらいい。どうしたら琴羽を助けてやれる?
そんな葛藤が冬輝の胸をざわつかせていた。
琴羽の唇は冷たかった。本当に血が通っているのか心配になるほどの冷たさ。
ーーこれはキスなのだろうか。まるで氷に触れているようだ。
唇を離し、冬輝の腕の中で小さく震える琴羽。
こんなに弱々しい琴羽は初めてだ。まるで巣から落ちた雛鳥のように、不安に震えている。
琴羽は夏姫や冬輝に多少のワガママを言うくらいはあっても、大抵の場合は何でも一人でこなせる子だ。
『一条の娘』としての矜持が甘えを許さないからだ。
そんな琴羽が一人で立ってもいられず冬輝にしがみつき、死に怯えて震えている。
ーーどうしたらいい。どうしたら琴羽を助けてやれる?
そんな葛藤が冬輝の胸をざわつかせていた。