罪か、それとも愛か
※
「やめるんだ、琴羽!」
冬輝はとっさにスマホを操作する琴羽の右手首を掴んだ。
琴羽の手首は、やはりひどく冷たかった。
琴羽の独り言を聞きながら、他の男に蹂躙される琴羽の姿を想像すると、身震いがした。
だが琴羽相手に、自分が『兄』ではなく『男』として反応できるのか、それはわからない。
心はひどく葛藤していた。
※
そんな冬輝に、琴羽は悲しみをたたえた瞳を向け、小さく微笑んだ。
ーーあと、少し。あと少しで冬輝はきっと一緒に堕ちてくれる。
「冬輝が触れたところは、あったかい。体温が戻っていく気がする」
掴まれた手首を見つめる琴羽。
だが、浮かべた小さな笑みは、次の瞬間サッと消えた。
「離して。応えてくれないなら」
「やめるんだ、琴羽!」
冬輝はとっさにスマホを操作する琴羽の右手首を掴んだ。
琴羽の手首は、やはりひどく冷たかった。
琴羽の独り言を聞きながら、他の男に蹂躙される琴羽の姿を想像すると、身震いがした。
だが琴羽相手に、自分が『兄』ではなく『男』として反応できるのか、それはわからない。
心はひどく葛藤していた。
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そんな冬輝に、琴羽は悲しみをたたえた瞳を向け、小さく微笑んだ。
ーーあと、少し。あと少しで冬輝はきっと一緒に堕ちてくれる。
「冬輝が触れたところは、あったかい。体温が戻っていく気がする」
掴まれた手首を見つめる琴羽。
だが、浮かべた小さな笑みは、次の瞬間サッと消えた。
「離して。応えてくれないなら」