ハツコイぽっちゃり物語

変に思われちゃったかな。
だって、なんか恥ずかしくなっちゃったんだもん。


……いや、なんで恥ずかしがってんの私!?
いつもしてたことじゃん?
別に恥ずかしがることなんて……。
ある。あるんだよおおおお!
なんかもう恥ずかし!


し、しかもこれって……か、かかか、関節キ――!


落ち着いて私。今までもずっとこうしてきたじゃない。普通にあーんされてパクリと食べてたじゃん。ね?落ち着こ?
てか、『あーん』て何。
こんなのうふふのふのカップルがするような……。



「ねえ、あんたたちなんかあった?」



その声に現実に引き戻されてグサリと胸に突き刺さる。


や、やっぱ変に思われたんだ……。そうだよね、そう思うよね。
なんかあった、なんて聞かれてもどう答えればいいのか……。



「あー、あれだよ。千桜彼氏いるもんな」

「へ!?」



お姉ちゃんの最高の驚きっぷりが部屋中に響いた。

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