ハツコイぽっちゃり物語

しばらくして着いた場所はコンビニ。


なんでコンビニ?と思いつつ、手は繋がれたまま入ると暖房の効いている店内はとても暖かくて冷えてしまっていた頬が溶けていく。


「何か買うの?」

「うん。千桜は?何か食べる?」


そう聞かれて目に止まったのはふっくらホカホカな肉まん、のその下の段にあるあんまん。


『食べる』とも一言も発していないのに恋ちゃんは店員さんにあんまんと肉まんを1つずつ頼んでいて、私はその一連の流れを見守っていた。


コンビニを出て歩きながら袋から取り出したホクホクなあんまんを手にして半分に割ると、ぎっしり詰まった餡子から湯気が飛び出す。


絶対熱いと分かっていながらも齧り付く。
案の定、はふはふと熱そうに口の中を冷ます私を見た恋ちゃんが「なにやってんの」と笑った。


甘くて香ばしい餡子が口全体に広がって幸せを感じる。
ん〜!もう餡子最高っ!あんまん大好き!

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