黒い桜の花は、散ることしか知らない(中)
地元に帰った、あたしとMちゃんは、再び、N店に行った。
Mちゃんは、Wにご執心…。
「(SI は…?)
(いいの…?)」と思えるくらい…。
でも、その事を、Mちゃんに言えるわけもなく…。
「(まぁ、楽しんでるならいいか…。)」と思うようにした。
あたしは、指名をNに変えた。
Nは、埼玉でやっていたからか、地元のホストとしては、変わってる人だった。
あたしは、ずっと気になっていたことを聞いた。
「ねぇ、なんで、指輪くれたの…?」
「つまらなそうな顔してたから。」
「えっ…。」
「担当が、隣にいても、つまらなそうな顔してて、放っておけなかった。
指輪を渡したら、にこにこしてたし…。
やっぱ、楽しんで、帰って欲しいじゃん?」
「それで、指輪…?」
「うん。」
「ありがとう…。」
こんなに、お客の顔色を伺うホストは、珍しかった。
Mちゃんは、Wにご執心…。
「(SI は…?)
(いいの…?)」と思えるくらい…。
でも、その事を、Mちゃんに言えるわけもなく…。
「(まぁ、楽しんでるならいいか…。)」と思うようにした。
あたしは、指名をNに変えた。
Nは、埼玉でやっていたからか、地元のホストとしては、変わってる人だった。
あたしは、ずっと気になっていたことを聞いた。
「ねぇ、なんで、指輪くれたの…?」
「つまらなそうな顔してたから。」
「えっ…。」
「担当が、隣にいても、つまらなそうな顔してて、放っておけなかった。
指輪を渡したら、にこにこしてたし…。
やっぱ、楽しんで、帰って欲しいじゃん?」
「それで、指輪…?」
「うん。」
「ありがとう…。」
こんなに、お客の顔色を伺うホストは、珍しかった。