愛は惜しみなく与う【番外編】
そしてその日以降、響先輩はいつも通りお仕事を頑張っていた。
少しシフトが増えたから、会いやすくなった。
けど2人で話すことはあれから一度もない
でもね
目が合えばニコリと笑ってくれるの。
それだけで幸せ
そう思ってたある日
ディナータイムがおわり、お店を閉めようとしているときに、柄の悪い2人組が店内に入ってきた。
ラストオーダーは終わってますと伝えても、帰らずに文句を言われる始末。
どうしよう
「おい、ねーちゃん。責任者呼んでこいや。食べてやるって言ってんだから飯作れよ!」
怒鳴られて体がこわばる。
掴まれた腕も痛い
今日は店長はいないし、安達さんはもう一店舗のほうでデザートを作っている。
もう営業が終わったから今ここにいるのは、あたしともう1人のホールのバイトの男の子と、そして響先輩だけ。
「おい、なんか喋れよ。それかお前が暇潰しの相手してくれるのか?」
ニタニタ笑う男の人が怖かった
もう1人のホールの子に助けを求めて視線を動かしても、その子も同じように震えていた。
どうしよう
少しシフトが増えたから、会いやすくなった。
けど2人で話すことはあれから一度もない
でもね
目が合えばニコリと笑ってくれるの。
それだけで幸せ
そう思ってたある日
ディナータイムがおわり、お店を閉めようとしているときに、柄の悪い2人組が店内に入ってきた。
ラストオーダーは終わってますと伝えても、帰らずに文句を言われる始末。
どうしよう
「おい、ねーちゃん。責任者呼んでこいや。食べてやるって言ってんだから飯作れよ!」
怒鳴られて体がこわばる。
掴まれた腕も痛い
今日は店長はいないし、安達さんはもう一店舗のほうでデザートを作っている。
もう営業が終わったから今ここにいるのは、あたしともう1人のホールのバイトの男の子と、そして響先輩だけ。
「おい、なんか喋れよ。それかお前が暇潰しの相手してくれるのか?」
ニタニタ笑う男の人が怖かった
もう1人のホールの子に助けを求めて視線を動かしても、その子も同じように震えていた。
どうしよう