パトリツィア・ホテル
そして、社長の快活なプレゼンテーションが始まって。
「すごい……」
会場の所々から、感嘆の溜息が漏れた。
アトラクションのゲートをくぐる場面から始まるそのスライドショーは、その中で体験できる三つのコースのそれぞれを紹介するもので……
それは純粋な子供でなくても、ワクワクと夢を膨らませることのできるものだった。
「私もお姫様になりたい……」
女の子であれば誰もが一度は抱くだろうその夢を、それは見事に実現するものだったのだ。
誰もがうっとりと夢を見ていたその時。
「それでは、このアトラクションの発案者、島崎 咲さんに一言、御挨拶をいただきたいと思います」
社長が不意に放ったその言葉で、その会場は騒ついた。
(えっ……)
それと同時に、私は思いもしなかったこの会場のみんなの前での挨拶をすることが確定してしまって。
(え〜〜〜!)
私の心も途端に騒ついたのだった。
「ほら、咲ちゃん。何してんの? 行くよ」
「えっ、でもそんなの、気持ちの準備が……。って言うか、一言も聞いてないし」
「大丈夫。咲ちゃんはいつもの通りのことを言ったら!」
「いや、そんな……」
新宮くんがまごつく私の手を引いてみんなの前に出ると、会場はより一層、騒ついた。
「すごい……」
会場の所々から、感嘆の溜息が漏れた。
アトラクションのゲートをくぐる場面から始まるそのスライドショーは、その中で体験できる三つのコースのそれぞれを紹介するもので……
それは純粋な子供でなくても、ワクワクと夢を膨らませることのできるものだった。
「私もお姫様になりたい……」
女の子であれば誰もが一度は抱くだろうその夢を、それは見事に実現するものだったのだ。
誰もがうっとりと夢を見ていたその時。
「それでは、このアトラクションの発案者、島崎 咲さんに一言、御挨拶をいただきたいと思います」
社長が不意に放ったその言葉で、その会場は騒ついた。
(えっ……)
それと同時に、私は思いもしなかったこの会場のみんなの前での挨拶をすることが確定してしまって。
(え〜〜〜!)
私の心も途端に騒ついたのだった。
「ほら、咲ちゃん。何してんの? 行くよ」
「えっ、でもそんなの、気持ちの準備が……。って言うか、一言も聞いてないし」
「大丈夫。咲ちゃんはいつもの通りのことを言ったら!」
「いや、そんな……」
新宮くんがまごつく私の手を引いてみんなの前に出ると、会場はより一層、騒ついた。