パトリツィア・ホテル
「みなさま、今日は新アトラクション『 Story Maker』の公開記念パーティーにお越し下さり、僭越ながら、私からもお礼を申し上げます」
会場中の視線が一気に私に集まり、記者達のカメラも私に向けられた。
まさに非常事態……初めて経験するような状況ではあったけど。
私は不思議と冷静でいられた。
「ですが、私はアトラクションの発案者……と言われるほど大それた者ではありません。ただ、このパトリツィア・ランドが大好きで。パトリツィア・ランドに夢をもらった、一人の女の子なんです」
会場のみんなは、頷きながら聞いていた。
「そして、その女の子が……」
私が横目でちらっと新宮くんを見ると、彼は優しく微笑んでくれていた。
「ここで、大好きな人と出会って。この想い、胸のときめきを、ずっと忘れたくなくて。そんな想いをアイディアとして出して、それをその大好きな人が形にしてくれて……そして誕生したアトラクションなのです」
会場の皆が私をじっと見つめていてカメラのシャッターが光るのも見えたけれど。
もう、私の胸には緊張はなかった。
ただ、五歳の時……そして、春の遠足の時にパトリツィア・ランドではしゃいでいるみんなの、キラキラとした笑顔が浮かんでいたんだ。
会場中の視線が一気に私に集まり、記者達のカメラも私に向けられた。
まさに非常事態……初めて経験するような状況ではあったけど。
私は不思議と冷静でいられた。
「ですが、私はアトラクションの発案者……と言われるほど大それた者ではありません。ただ、このパトリツィア・ランドが大好きで。パトリツィア・ランドに夢をもらった、一人の女の子なんです」
会場のみんなは、頷きながら聞いていた。
「そして、その女の子が……」
私が横目でちらっと新宮くんを見ると、彼は優しく微笑んでくれていた。
「ここで、大好きな人と出会って。この想い、胸のときめきを、ずっと忘れたくなくて。そんな想いをアイディアとして出して、それをその大好きな人が形にしてくれて……そして誕生したアトラクションなのです」
会場の皆が私をじっと見つめていてカメラのシャッターが光るのも見えたけれど。
もう、私の胸には緊張はなかった。
ただ、五歳の時……そして、春の遠足の時にパトリツィア・ランドではしゃいでいるみんなの、キラキラとした笑顔が浮かんでいたんだ。