パトリツィア・ホテル
| 第四章 新アトラクション
翌日……月曜日。
私は寝床から起き上がっても、まだ夢の中にいるような心地で……朝食を食べて顔を洗って、フワフワと学校へ向かっていた。
昨日の出来事が、まるで夢のようで。
自分がお姫様になって、それでその後……新宮くんとキスをしただなんて、あまりに現実味がなくて。
(キス……)
私はふと立ち止まって、自分の唇に触れてみた。
すると、全く現実味のなかったその感覚が途端にありありと蘇ってきて……私の顔にはカァッと熱い血が上った。
(やだ、私……今日から新宮くんと、どんな顔をして会えばいいのよぉ!)
そんな焦りが私の中で反響して、私はぎゅっと目を瞑った。
あれから、どうやって……何を話して帰ったかは、全く覚えていない。
ただ、唇に残る感覚……次々に打ち上げられた花火の下で交わしたその感触だけが、私の唇に残っているのだ。
その時だった。
『ポンッ』
「きゃっ!」
不意に肩を叩かれて、私はビクッとして振り向いた。
まさか……新宮くん?
「さーき! あんた、何、こんな道のど真ん中で百面相してるのよ」
そこにいたのは、挙動不審に百面相している私を可笑しそうに見つめる朱里で……私はホッと胸を撫で下ろした。
翌日……月曜日。
私は寝床から起き上がっても、まだ夢の中にいるような心地で……朝食を食べて顔を洗って、フワフワと学校へ向かっていた。
昨日の出来事が、まるで夢のようで。
自分がお姫様になって、それでその後……新宮くんとキスをしただなんて、あまりに現実味がなくて。
(キス……)
私はふと立ち止まって、自分の唇に触れてみた。
すると、全く現実味のなかったその感覚が途端にありありと蘇ってきて……私の顔にはカァッと熱い血が上った。
(やだ、私……今日から新宮くんと、どんな顔をして会えばいいのよぉ!)
そんな焦りが私の中で反響して、私はぎゅっと目を瞑った。
あれから、どうやって……何を話して帰ったかは、全く覚えていない。
ただ、唇に残る感覚……次々に打ち上げられた花火の下で交わしたその感触だけが、私の唇に残っているのだ。
その時だった。
『ポンッ』
「きゃっ!」
不意に肩を叩かれて、私はビクッとして振り向いた。
まさか……新宮くん?
「さーき! あんた、何、こんな道のど真ん中で百面相してるのよ」
そこにいたのは、挙動不審に百面相している私を可笑しそうに見つめる朱里で……私はホッと胸を撫で下ろした。