パトリツィア・ホテル
午前の授業中。
私はずっと、ワクワクとしていた。
企画書って、どんなんだろう……私が昨日話したアイディアが、どんな形になっているんだろう。
楽しみで楽しみで、仕方がなかった。
だから、待ちに待った昼休み……私は授業が終わるとすぐに、二人分のお弁当を持って、いつもの教室へ向かった。
「あれ……新宮くん? もう、来てたの?」
私もかなり早く来たはずだったのに……教室のいつもの定位置には新宮くんが座っていたのだ。
「そう。だってさ、一緒にここに来ようって誘おうと思ったら、咲ちゃん、すぐに教室走って出てしまうんだもん。だから俺、反対方向から走って、競争してみた」
「あ、そうか。同じ教室なんだから、別に、急ぐ必要もなかったんだ」
私は、エヘヘと頭を掻いた。
すると、新宮くんは人差し指で私のおでこを軽くピンと弾いた。
「その天然な所も、好きだよ。可愛くて」
彼はニッと悪戯な笑みを浮かべて……私の顔はかぁっと熱くなった。
「もう! からかわないでよ。それより、企画書! 早く見せて」
「そうそう。咲ちゃんも、お弁当! 早く出して」
彼は私の口調を真似て、吹き出した。
彼のそんな仕草すらもカッコよくて……私はつい、怒ることも忘れて見惚れてしまった。
私はずっと、ワクワクとしていた。
企画書って、どんなんだろう……私が昨日話したアイディアが、どんな形になっているんだろう。
楽しみで楽しみで、仕方がなかった。
だから、待ちに待った昼休み……私は授業が終わるとすぐに、二人分のお弁当を持って、いつもの教室へ向かった。
「あれ……新宮くん? もう、来てたの?」
私もかなり早く来たはずだったのに……教室のいつもの定位置には新宮くんが座っていたのだ。
「そう。だってさ、一緒にここに来ようって誘おうと思ったら、咲ちゃん、すぐに教室走って出てしまうんだもん。だから俺、反対方向から走って、競争してみた」
「あ、そうか。同じ教室なんだから、別に、急ぐ必要もなかったんだ」
私は、エヘヘと頭を掻いた。
すると、新宮くんは人差し指で私のおでこを軽くピンと弾いた。
「その天然な所も、好きだよ。可愛くて」
彼はニッと悪戯な笑みを浮かべて……私の顔はかぁっと熱くなった。
「もう! からかわないでよ。それより、企画書! 早く見せて」
「そうそう。咲ちゃんも、お弁当! 早く出して」
彼は私の口調を真似て、吹き出した。
彼のそんな仕草すらもカッコよくて……私はつい、怒ることも忘れて見惚れてしまった。