パトリツィア・ホテル
| 第五章 春の遠足
新宮くんの実家……パトリツィア・ホテルの経営者宅。
「取り敢えず。まだ完成には程遠いかも知れないですが、こんなのを考えてみたのです。いかがでしょうか?」
彼の企画書に私が少々加筆したものを暫定版として、社長……新宮くんのお父さんに出してみた。
社長は腕を組んで渋い顔をしてそれを見ていて。
私は緊張して、僅かな時間が過ぎるにつれて、ドキドキが高まっていった。
暫くの沈黙の後……
社長は膝をポンと叩いて、にっこりと笑った。
「うん、面白い! このアトラクションが実現したら……お客様がもっと、もっと、増えるかも知れない」
「本当ですか?」
私は安心すると同時に一気に緊張が解けて。
思わず、涙が出そうになった。
そんな私に、社長はにっこりと笑いかけた。
「僕達としてもね、パトリツィア・ランドでの思い出……ランドで体験した夢のような楽しい出来事を、子供達にずっと残しておいてもらいたいんだ。思い出として心の中に残してもらうのも素敵だけれど、いつか、忘れてしまう日がきてしまうかも知れない。だけれどね、君達二人が考えてくれたこのアトラクション『Story Maker』では、その夢のような出来事が物語として形になって残る。それは、とても素晴らしいことだと思うんだ」
新宮くんの実家……パトリツィア・ホテルの経営者宅。
「取り敢えず。まだ完成には程遠いかも知れないですが、こんなのを考えてみたのです。いかがでしょうか?」
彼の企画書に私が少々加筆したものを暫定版として、社長……新宮くんのお父さんに出してみた。
社長は腕を組んで渋い顔をしてそれを見ていて。
私は緊張して、僅かな時間が過ぎるにつれて、ドキドキが高まっていった。
暫くの沈黙の後……
社長は膝をポンと叩いて、にっこりと笑った。
「うん、面白い! このアトラクションが実現したら……お客様がもっと、もっと、増えるかも知れない」
「本当ですか?」
私は安心すると同時に一気に緊張が解けて。
思わず、涙が出そうになった。
そんな私に、社長はにっこりと笑いかけた。
「僕達としてもね、パトリツィア・ランドでの思い出……ランドで体験した夢のような楽しい出来事を、子供達にずっと残しておいてもらいたいんだ。思い出として心の中に残してもらうのも素敵だけれど、いつか、忘れてしまう日がきてしまうかも知れない。だけれどね、君達二人が考えてくれたこのアトラクション『Story Maker』では、その夢のような出来事が物語として形になって残る。それは、とても素晴らしいことだと思うんだ」