パトリツィア・ホテル
その放課後。

私の元には神澤さん達以外の女子の人だかりができた。


「ねぇ、島崎さん。どんなのを考えたの?」

「テーマパークのアトラクションなんて考えるの、大変じゃなかった?」


そんな質問に「まだちょっと、秘密なんだ」とか笑いながら受け答えをしながら……

(まさか、私にこんな人気が出る日がくるなんて……)

そんなことを思って、驚いていた。



そんな中……不意に飛び出した質問に、私の質問はドクンと跳ね上がった。


「それで、やっぱり、島崎さんって新宮くんと付き合ってるの?」

「えぇっ!どうして!?」


普通に振る舞わなきゃ……そう思いながらも、私の顔はみるみる熱くなった。


「だって、新宮くんって、誰よりもあなたと仲良いし。お似合いだなって、みんな、羨ましがってるよ」

「い、いや……。それは、まだ……」

「まだ……ってことは、付き合う予定ってことね。あーもぅ、羨ましいっ!」


私はしどろもどろ、それ以上は何も答えることができなかった。


(お似合い……?)

みんな、そんな風に思ってくれているだなんて知らなかった。

だって、イケメン御曹司様の新宮くんと地味な庶民の私では、誰がどう見ても釣り合わないって思っていたから。
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