パトリツィア・ホテル
それは、私がこの『Story Maker』の中で体験したこと全てで……私は胸の奥に痛いものが込み上げるほどに感動したのだ。
だけれども……
「ちょっと、この、私が海賊を踏んづけてドヤ顔をしてる写真……こんなの、載せなくていいじゃない」
私はそのチョイスに異議を唱えた。
「いやいや、そりゃあそれがメインだったんだから、それを載せるしかないんじゃない?」
新宮くんはそう言いながら、必死で笑いを堪えている。
「楽しかったけど、何だか、悪意を感じる……」
「どうして? めっちゃカッコいいサキ王子じゃない」
「私は王子じゃなくて姫!」
そんなやりとりをしていると、楽しげにお話をしている朱理と絹川くんのペアと目が合った。
「あ、朱理。そっちも終わったんだ?」
「ええ。あ、咲達の物語も見せて!」
「うん、いいけど……その代わり、そっちの物語もね」
「ええ、もちろん!」
あれ、朱理って、「ええ」なんて返事をするキャラだったっけ……と思いながら、本を交換してみた。
「すごい……」
朱理達の物語を読んだ私の口から、ついその言葉が漏れた。
二人が選んだのはお城コースだったみたいだけど、朱理……完全に姫様だ。
というか、完璧に本性を隠してる。
だけれども……
「ちょっと、この、私が海賊を踏んづけてドヤ顔をしてる写真……こんなの、載せなくていいじゃない」
私はそのチョイスに異議を唱えた。
「いやいや、そりゃあそれがメインだったんだから、それを載せるしかないんじゃない?」
新宮くんはそう言いながら、必死で笑いを堪えている。
「楽しかったけど、何だか、悪意を感じる……」
「どうして? めっちゃカッコいいサキ王子じゃない」
「私は王子じゃなくて姫!」
そんなやりとりをしていると、楽しげにお話をしている朱理と絹川くんのペアと目が合った。
「あ、朱理。そっちも終わったんだ?」
「ええ。あ、咲達の物語も見せて!」
「うん、いいけど……その代わり、そっちの物語もね」
「ええ、もちろん!」
あれ、朱理って、「ええ」なんて返事をするキャラだったっけ……と思いながら、本を交換してみた。
「すごい……」
朱理達の物語を読んだ私の口から、ついその言葉が漏れた。
二人が選んだのはお城コースだったみたいだけど、朱理……完全に姫様だ。
というか、完璧に本性を隠してる。