パトリツィア・ホテル
「本当に? じゃあ、俺と……」
少し頬を赤らめる新宮くんに、私ははにかみながら頷いた。
「私で良かったら……付き合って下さい」
言った途端に、私の抱いていたウサギも鼻をツンツンと新宮くんの手に当てて愛情を示しているようだった。
私が出したその答え……それに込めた想いには、彼が御曹司だからだとか、イケメンだからだとか、そんな気持ちは微塵もなかった。
全ては、幼い頃の泣き虫でカッコ悪いゆうちゃんのことも知っている私の、飾らない気持ち。
込み上げてきて抑えきれない気持ちを、私は大好きな彼にちゃんと伝えることができたんだ。
彼はまるで時間が止まったかのように、私をじっと見つめた。
そして……
「嬉しい……夢みたいだ」
彼の瞳は少し潤んだ。
だから私は、クスッと笑って無理矢理に照れ隠しをした。
「何? 泣いてるの? 泣き虫さんなところは、昔と変わらないわね」
「い、いや。泣いてなんかな……」
その瞬間。
私の唇は、言い訳をしようとするその唇を塞いだ。
それは、鼻でツンツンと私達をつつくウサギが不思議そうな顔で見る前……
正式に『彼氏と彼女』になった私達は、二回目のキスを交わしたのだった。
少し頬を赤らめる新宮くんに、私ははにかみながら頷いた。
「私で良かったら……付き合って下さい」
言った途端に、私の抱いていたウサギも鼻をツンツンと新宮くんの手に当てて愛情を示しているようだった。
私が出したその答え……それに込めた想いには、彼が御曹司だからだとか、イケメンだからだとか、そんな気持ちは微塵もなかった。
全ては、幼い頃の泣き虫でカッコ悪いゆうちゃんのことも知っている私の、飾らない気持ち。
込み上げてきて抑えきれない気持ちを、私は大好きな彼にちゃんと伝えることができたんだ。
彼はまるで時間が止まったかのように、私をじっと見つめた。
そして……
「嬉しい……夢みたいだ」
彼の瞳は少し潤んだ。
だから私は、クスッと笑って無理矢理に照れ隠しをした。
「何? 泣いてるの? 泣き虫さんなところは、昔と変わらないわね」
「い、いや。泣いてなんかな……」
その瞬間。
私の唇は、言い訳をしようとするその唇を塞いだ。
それは、鼻でツンツンと私達をつつくウサギが不思議そうな顔で見る前……
正式に『彼氏と彼女』になった私達は、二回目のキスを交わしたのだった。