カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

「こ、近藤さんは、菜々花さんに昨夜詳しく聞かなかったのか? というか、昨夜聞いたならなぜ昨夜伝えてくれなかったんだ」

「勤務の終了時刻になっていたので詳しく聞かずに切り上げました。ですからこうして朝イチでお伝えしたんですよ。それに、妊娠についての話題は出さないようにとご依頼されたのは隼世さんでしょう?」

そりゃそうかもしれないけど。時と場合によるだろう。そこは臨機応変に残業して聞き出してほしかった。

だが、彼女はこういう人だった……。

頭が痛くなり、もう一度ソファに腰を落としてこめかみを押さえる。

妊娠していないって、もしそうだったら俺がしていることを彼女が受け入れているのはなぜだという話になるだろう。
俺は理由もなくいきなり告白してプロポーズして、同居をしようと言い出した変な男になるじゃないか。

妊娠を抜きに同意してくれるはずがない。
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