カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

そうだよな?そうだよな?と言い聞かせるが、そうやって自分に問いかけているときはたいてい、そうではなかったと思い出す。

全身から不穏な汗が吹き出してくる。

落ち着け。勘違いなはずがない。ここまで会話が噛み合ってきたんだ、おかしいだろ。

「おはようございます」

「わっ!」

リビングの入口から菜々花さんの声がして、近藤さんのときと同じように体がソファから跳ねた。

「お、おはようございます……」

膝丈のボーダーとスパッツの部屋着にグレーのカーディガンをゆるく羽織った彼女は、スリッパを鳴らしてこちらへやって来る。

「隼世さん、日曜日なのに早いんですね。近藤さんも早くからお疲れ様です」

「いいえ、星野様。ちょうど朝食のご用意ができました。お席についてください」

トーストとサラダ、スクランブルエッグにコーンスープのワンプレートを並べながら、近藤さんは俺たちをダイニングへ促す。
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