カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
心の中で、「ああ、星野さん……」とつぶやく。
どうしていつもこんなに俺を助けてくれるのだろう。
難しい女性ばかりのこの職場で、先回りしてアドバイスをくれる星野さんがいなければ俺は今までやってこれなかった。
よく気が回り、パートさんとも上手に仕事をしていて、俺は彼女を心から尊敬している。
彼女の笑顔になぜか目を奪われたが、ハッと我に返る。
思い出した。コーヒーを飲んでいる場合じゃない。俺は金曜日この優しい星野さんに迷惑をかけたのだ。なにをどう迷惑をかけたのか、聞き出さなければならない。
土日でよく考えたのだが、俺は同僚に手を出せるような男ではない。
最悪の事態はなかったと自分を信じている。