カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
「……隼世さん。さっきの、私のことが好きって……本当ですか?」
号泣しながら立ち尽くす彼女に問われる。俺はもう、逃げないと決めた。
これが最後のチャンスだろう。何度も想いは伝えてきたのに、すべて嘘だと捉えられてきた。今なら嘘を取り払って、真実だと受け止めてもらえる。
「好きだ。ずっと前から」
俺の偽りない気持ちだ。きみを愛してる。
返事を待つつもりが、言葉を失った彼女の膝はカクンと折れ、その場に座り込んでしまった。
「菜々花さん!」
すぐに駆け寄って立て膝をついて同じ高さまで座り、彼女の背中を手で触れて支える。
「隼世さん……」
「菜々花さん、大丈夫か。すまない、俺がいきなりで驚かせたからーー」
「好きです。私も。大好きです。ずっと言いたくて、たまらなかった」
ドクン、と心臓が震える。