カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
ジンと痺れるほどの喜びで胸がいっぱいになり、麗しく揺れる彼女の瞳に吸い寄せられるように、顔を近づけ、見つめ合う。
好きだと言ってくれた。今まではっきり聞いたことがなくて、何度も不安になり、なにもできずにいた。
しかしもう菜々花さんは、俺のものだ。
「……きみにはもう、ほかの男は近づけさせたくない。俺だけにしてくれ」
写真の男の顔がちらついて、真剣な顔で情けなく懇願する。すると彼女はまばたきをし、「隼世さんだけですよ?」と答える。
じゃああの男はなんだったんだと問い詰めたいが、これ以上は情けなさが過ぎると思い口をつぐんだ。