カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
「あらあら、星野さんに赤ちゃんできたら、私たちにお孫ちゃんができるわけね」
な、なんで?
「そうね。やだ楽しみ。だって星野さんは、うちら全員のお嫁さんだもの」
あけすけと言ってのけた佐藤さん。ほかの皆も、「楽しみね」「初孫よ」とその冗談にノリノリだ。
なんだか、楽しいな。毎日が楽しくなってる気がする。
「あ! ちょっと待って。もううちらの嫁じゃないのよ。だって、ねえ」
「そっか! 星野さんは、もう、お嫁に行くんだものねえ。あららー? 誰のところだっけー?」
ニタニタした視線が、隼世さんに注がれる。彼は恥ずかしそうに前髪をいじった後で、深呼吸をし、
「……俺の嫁です」
とつぶやいた。
私はもうすぐ、シャイで硬派な旦那様のもとへお嫁に行きます。
END


