カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
隣に座ったらまずいだろうか。
ダメだとは思いつつ、こんな姿の課長を前にすると押し込めていた好奇心が疼く。もっと触れてみたい。
「……課長」
彼の隣に腰を下ろし、ギシリと音を立てるベッドに緊張しながら体重をかけていく。彼の背中にそっと触れ、上下に擦った。
「……星野さん。申し訳、ありません」
「へっ」
いきなりの謝罪に背筋が伸びる。触れてはいけなかったかと手を止めたが、顔を上げた彼は私を避けることなくこちらへ重心を傾ける。
「えっ、えっ、どうしたんですか」
「いつも助けてもらってばかりで、すみません……。俺も、星野さんの力になりたいのに」
ひどく切ない声でつぶやく彼に、じんと心が潤う。そんなふうに私を気にかけてくれるだけで、たまらなくうれしい。