カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

『直接お話しさせてください。今、俺は近くにいます』

「えぇ!?」

咄嗟にソファの背もたれにへばりつき、反動でポーンとクッションが宙に浮き、カーペットの床に落ちた。

私は脳みそがショートし、スマホを耳から離して呆然とする。

課長が女性の扱いに疎いことは知っていたが、まさかここまでとは。
普段の彼はセクハラをしないよう気を張っているのに、今の状況はばっちりセクハラだ。

私は課長のことを好きだからまだいい。いや、課長を好きじゃない女性を探す方が困難だけど。

それならなおさら、こんな距離の詰め方をされては、誰でも自分を恋人扱いしてくれていると勘違いしてしまう。
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