同期の御曹司様は浮気がお嫌い
寝室まで運ばれベッドに優しく下ろされる。優磨くんが私の体を跨いで見下ろす。
「待って……ご飯作んなきゃ」
「後でいいよ」
ブラウスのボタンが外されていく。私が手で払おうとすると優磨くんのあいた手が私の両手をベッドに拘束する。
買ったばかりの服の前を開かれると優磨くんの唇が首から胸にかけて滑るようにキスをする。
「ゆうま……やっ……」
抵抗するように体をよじる。すると優磨くんは唇を離して、意地悪な顔をして私を見下ろす。
「嫌? じゃあやめる?」
耳元でそう言いながら耳たぶを軽くかじられる。
「んっ……」
恥ずかしい。優磨くんとこんなことをしているなんて。
嫌なはずなのに、もう「嫌だ」とはっきり言葉にできない。
「じゃあここは?」
答えない私の耳の下に優しいキスをする。くすぐったくて頭を左右に振る。
「そう……じゃあこれは?」
優磨くんの手が胸に触れ優しく包まれる。
「やっ……」
「どこがいい? 波瑠のどこなら触れていいの?」
「ぜんぶ……」
「全部いいの?」
優磨くんの手がスカートの下から太ももに触れた。
「ちがっ……」
目が潤んでくる。
私を見つめる優磨くんの表情が色っぽくて、全部ダメだと言えなくなる。
「じゃあどこなら触れて舐めてもいいの? 波瑠が自分で言って」
「ひど……」
酷いと言う前にキスをされる。答えさせない気なのかと思うほどに唇を荒々しく貪られる。息をするのもやっとだ。
「答えないなら、俺の好きにするけど」
「だめ……」
「じゃあもうやめようか」
「え?」
「このまま波瑠から離れる。それでもいいの?」
僅かに唇が離れても優磨くんが喋るたびに動く唇が私の唇に軽く触れる。それぐらいの距離を保ったままお互い見つめ合う。