副社長が私を抱く理由~愛と殺意の先に~
ダブルベッドがあるという事は、ここは夫婦の寝室ではないか?
そう思った涼花。
ひょいと涼花を抱きかかえ、宇宙はベッドに寝かせた。
フワッと優しい感じの枕。ベッドは真新しいような感じで布団もフンワリしている。
ほのかに香る、お香のような優しい香りが心地よい。
「…このベッドに寝るのは、アンタが初めてだ」
え?
だって、このベッドは夫婦のベッドじゃ…。
パサッと、宇宙がパジャマの上を脱いだ。
お風呂では背を向けていて、あまりはっきり見ていなかったが。とても引き締まった体で逞しく。肌も艶々している…。
ギュッと覆いかぶさっていた宇宙。
「…約束は守る…安心しろ…」
軽く唇にキスをして、涼花のパジャマのボタンを外してゆく宇宙…。
首筋に宇宙の唇が降りてきて…
スルっとパジャマを脱がされて、首筋から鎖骨に宇宙の唇が降りてくる…。
「可愛いな、この下着。とっても似合っている…」
マシュマロのように膨らんでいる涼花の胸に唇を這わせ、チュッと吸い上げて行く宇宙。
肩紐を下ろされると、涼花の綺麗な胸が露になり…
サクランボの部分に宇宙が唇で吸い付いてきた…。
小さく吐息を漏らした涼花だが、それよりも宇宙の吐息が漏れてきて吐息と共に声が漏れてきた。
涼花の体中に宇宙の唇が雨のように降りてくる…。
宇宙の吐息と声が漏れてきて、涼花の感じている小さな声をかき消すよう…。
胸からお腹に降りてきて…。
そのまま宇宙の唇が、涼花の入口へ降りてきた。
チュッと吸い上げられると、涼花の体が大きく反応した。
涼花の入り口は溢れんばかりの、清らかな川の水が潤っている…。
その水の中を宇宙の唇が這う…。
まだ強張って固い涼花の入り口を宇宙が解してゆくと、小さかった涼花の吐息が激しくなりちょっと大きめの声が漏れてきた。
狭かった涼花の入り口が解れて広がったのを確認した宇宙…。
「…愛しているよ…」
宇宙が涼花の耳元で囁いた。
感じている目で見つめる涼花に、宇宙はそっと微笑んだ。
「やっと生き返ることが出来る…」
と、宇宙が言うと。グッと力強い宇宙が涼花の中に入ってきた。