エチュード〜さよなら、青い鳥〜
「…四辻くん、今日はこのまま帰りなさい。
初音なら大丈夫。アイツにはピアノがある。感情を発散させられるから。
君に無理を言って、すまなかった。
君の人生だ。夢を追うこと、応援するよ。君ならきっと、俺が悔しく思うような最高の音楽が作れると信じているよ。頑張りなさい。
でも、四辻くん。
もし君にその気があるなら。
親には出来ないあの子の支えになってやって欲しい」
「…社長。私は丹下家のような優れた家柄に生まれたわけでもない、普通の会社員です。そんな私でもいいのでしょうか。
私は、音楽が好きです。音楽のない人生など、考えられないくらい好きです。
そして、音楽の中でも彼女の弾くピアノが好きです。
最高の音を…音楽家が魂を込めて作り出してくれた音楽を、最高の状態で全ての人に聴いてほしい。それが私の夢です。
それなのに、彼女のピアノだけは私のために奏でてほしいなんて、思ってしまう。いつも音楽を楽しみながら、幸せに弾いていてほしいと。その為なら、私は何でも出来る」
広宗は、何も言わず、ただ頷いた。
会社社長として、父親として、何より男として、四辻の気持ちを理解してくれていた。
四辻は、広宗に深々と頭を下げて、駆け出した。
初音なら大丈夫。アイツにはピアノがある。感情を発散させられるから。
君に無理を言って、すまなかった。
君の人生だ。夢を追うこと、応援するよ。君ならきっと、俺が悔しく思うような最高の音楽が作れると信じているよ。頑張りなさい。
でも、四辻くん。
もし君にその気があるなら。
親には出来ないあの子の支えになってやって欲しい」
「…社長。私は丹下家のような優れた家柄に生まれたわけでもない、普通の会社員です。そんな私でもいいのでしょうか。
私は、音楽が好きです。音楽のない人生など、考えられないくらい好きです。
そして、音楽の中でも彼女の弾くピアノが好きです。
最高の音を…音楽家が魂を込めて作り出してくれた音楽を、最高の状態で全ての人に聴いてほしい。それが私の夢です。
それなのに、彼女のピアノだけは私のために奏でてほしいなんて、思ってしまう。いつも音楽を楽しみながら、幸せに弾いていてほしいと。その為なら、私は何でも出来る」
広宗は、何も言わず、ただ頷いた。
会社社長として、父親として、何より男として、四辻の気持ちを理解してくれていた。
四辻は、広宗に深々と頭を下げて、駆け出した。