【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「そうか。山崎、第一発見者は?」

 「はい。第一発見者は、ジョギング中に遺体を発見した鈴木という女性です。年齢は42歳。いつも同じコースを毎朝ジョギングしているそうです。その日も同じコースを走っていた所、たまたま遺体を発見したそうです」

 「そうか。被害者との面識は?」

 「ないそうです。見たこともないと」

 「そうか。川畑、死亡推定時刻は?」

 「はい。鑑識によると、死亡推定時刻は昨夜の深夜2時から3時半の間だそうです。ただその時間帯に付近は通った人はいなそうです。目撃者も今の所、見つかっていません」

 「そうか。とりあえずお前たちは、被害者の身元の特定を急げ!」

 「「「はい!」」」

 公園の公衆トイレの近くで亡くなっている人がいると通報があったのは朝6時30分頃。ジョギング中の女性が遺体を見つけ警察へと通報した。
 
 遺体には鈍器で殴られた痕があり、殴られた後出血して亡くなったと見られている。しかし所持品に身元が確認出来るものはなかった。

 
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