癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
しばらくすると、リンデルが、

「ソフィアの居場所が掴めない。恐らく魔法が届かない所にいるとしか考えられない。」

と言った。

「俺がソフィアを迎えに行く!」

とロエルが言った。

「ダメです!」

アルバートがロエルを制した。

「火の国の王自ら風の国に乗り込んだら、開戦の火蓋を切ったも同然。それはなりません!!」

「ロエル、俺が行く!
竜人が一匹行った所で戦争にはならない。」

と、ニックが言った。

「ロエル様、ここはニック様の言う通りに致しましょう!」

アルバートも賛同した。

「いや、俺も行く!」

とロエルは退かない。アルバートが慌てて

「ロエル様!」

と、止めに入った。

すると、リンデルが、

「国同士のもめ事には首を突っ込まない主義だが、今回は弟子のベルデも絡んでいるようなので私も行こう。ロエルのことは私が見ている。それなら構わないな?アルバート。」

「リンデル様がそこまでおっしゃられるのなら…。」

と、アルバートは渋々了承した。

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