癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
すると、そこに、メラメラと炎をまとい、見るからに怒りを爆発させているロエルが現れた。

「ロエル、もう解決した!納まってくれ!」

とリンデルが言ったが、ロエルは、聞く耳を持たずバスク王子の方へどんどん向かって行く。そして、右手を地面と平行に挙げ、掌をバスク王子に向けた。

バスク王子が殺される!

周りにいた者がみんなそう思った瞬間、

ソフィアがロエルに抱きついた。

すると、たちまちロエルがまとっていた炎は消え、ロエルはしっかりとソフィアを抱きしめた。

「ロエル…ごめんなさい…。」

ソフィアが泣きながら謝る。

「もう…離さない。」

とロエルは言った。
< 107 / 109 >

この作品をシェア

pagetop