癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
ロエルは屋台の方に行くと、カウンター越しに
「すまない、先程の…。」
と、ロエルが言うと、貫禄のある店員が、
「さっきのお兄さんだね。取ってあるよ。もう冷めちまってるけどな。」
と言って、スープとパンと棒肉の乗った木のプレートをロエルに渡した。店員に
「ありがとう。」
と言うと、ロエルは木のプレートを運び、ソフィアのいるテーブルに置いた。
そして向かい合わせの椅子にロエルがドカッと座ると、矢継ぎ早に質問が浴びせられた。
「俺はここで待っていろと言わなかったか?」
「…言ってました。」
「どうして待てなかった?」
「楽しそうな音楽が聞こえてきて…。」
ソフィアは明らかに怒っているロエルの声のトーンに、顔を上げる事が出来ず、ただただ俯きながら答えていた。
「俺とはぐれることは考えなかったのか?」
「…ごめんなさい。」
もう、恐ろしくてロエルの顔も見れない。
「せっかく温かい方がいいと思って買ってきたのに冷めてしまったではないか。」
「えっ?」
思わず、ソフィアは顔を上げた。ロエルの表情は怒っているというよりは、ふてくされているような表情だった。
そうか、私に温かい物を…それで…。
ソフィアは嬉しくなった。
「すまない、先程の…。」
と、ロエルが言うと、貫禄のある店員が、
「さっきのお兄さんだね。取ってあるよ。もう冷めちまってるけどな。」
と言って、スープとパンと棒肉の乗った木のプレートをロエルに渡した。店員に
「ありがとう。」
と言うと、ロエルは木のプレートを運び、ソフィアのいるテーブルに置いた。
そして向かい合わせの椅子にロエルがドカッと座ると、矢継ぎ早に質問が浴びせられた。
「俺はここで待っていろと言わなかったか?」
「…言ってました。」
「どうして待てなかった?」
「楽しそうな音楽が聞こえてきて…。」
ソフィアは明らかに怒っているロエルの声のトーンに、顔を上げる事が出来ず、ただただ俯きながら答えていた。
「俺とはぐれることは考えなかったのか?」
「…ごめんなさい。」
もう、恐ろしくてロエルの顔も見れない。
「せっかく温かい方がいいと思って買ってきたのに冷めてしまったではないか。」
「えっ?」
思わず、ソフィアは顔を上げた。ロエルの表情は怒っているというよりは、ふてくされているような表情だった。
そうか、私に温かい物を…それで…。
ソフィアは嬉しくなった。