癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
「こちらでよろしいかしら?」

ソフィアは窓の外を見ると、懐かしい森への入口に来ていた。

「ここで大丈夫です!ありがとうございます!」

護衛により、馬車の扉が開けられると、ソフィアはすぐに馬車から降りた。

馬車の中で座ったままのダイアナに向かって、丁寧にお辞儀をし、

「ダイアナ様、ありがとうございました。またどこかで。」

「ええ、またお会いしましょう。」

ソフィアは御礼を述べるとすぐさま森の方へ向かった。

ソフィアが走って行くのを眺めながら、ダイアナはニヤリとしながら呟いた。

「また会うことが出来たらね…。」



ソフィアは、森の中に入ると、立ち止まり、両手を広げ思いっきり森の空気を吸い込んだ。

「はぁ~、やっぱり森の空気はいいわぁ。」

そしてまた歩き出した。
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