癒しの君と炎の王~炎の王は癒しの娘を溺愛中~
ニックは、馬に乗り、猛スピードで森に向かった。

ソフィアのことだ。自分の意思で外に出たなら家に帰るはず…。



その頃森では…


ソフィアが家に向かって早足で歩いていると、いつの間にか後ろから、いかにも悪そうな3人の男がソフィアに付いてきていた。

「よう、お姉ちゃん!ちょっといいかな?」

と、男達はソフィアに声をかけた。

ソフィアは男達を見るなり、その身なり、立ち振る舞いから盗賊か何かだとすぐに分かった。

男達はソフィアを頭からつま先までなめるように眺めると、

「こりゃ、上玉だな。」

「本当だ!」

「売っちまおうぜ。こんないい女殺せだなんてお貴族様の言うことは分からんなぁ!」

「殺せという依頼だ。勿体ないが殺すぞ。」

「その前に味見させてくれよ。」

「それもそうだな。」

男達が交互に話し出し、舌舐めずりをしながらじりじりとソフィアに近づいてきた。ソフィアは恐ろしさのあまり声も出ず、動けない。
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