半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
「私だって、好きで、この位置にいるわけじゃないのに」
令嬢の言葉を思い返すと、妖力の膨らみをこらえきれないくらいに、リリアはますます怒りが抑えられなくなるのを感じた。
一つずつ口に出されていく小さな言葉で、バリバリッと放電が威力を増す。
「ひ、姫様っ、どうかお鎮まりを」
フィンが、わたわたとリリアの周りを飛び跳ねる。
その時、「こっちです!」という声と共に、バタバタとした足音が聞こえてきた。
一瞬、防御態勢を整えるように強い魔力が動いたのを感じて、リリアは、不意にサイラスのことが脳裏を過ぎり、ハッと目を走らせてしまっていた。
しかし、そこにいたのは学院でトップの魔力の持ち主である、あのサイラスではなく――。
「えっと……その、こんにちは」
昨日、カマルが引っ張ってきた『騎士様』だった。
コンラッドの方から、挨拶の声がぎこちなく上がった次の瞬間、リリアの体から溢れ出していた放電がピタリと止まる。
昨日に続いて、まさかそこにいるとは思っていなかった。
え、なんでまたここにいるの?
令嬢の言葉を思い返すと、妖力の膨らみをこらえきれないくらいに、リリアはますます怒りが抑えられなくなるのを感じた。
一つずつ口に出されていく小さな言葉で、バリバリッと放電が威力を増す。
「ひ、姫様っ、どうかお鎮まりを」
フィンが、わたわたとリリアの周りを飛び跳ねる。
その時、「こっちです!」という声と共に、バタバタとした足音が聞こえてきた。
一瞬、防御態勢を整えるように強い魔力が動いたのを感じて、リリアは、不意にサイラスのことが脳裏を過ぎり、ハッと目を走らせてしまっていた。
しかし、そこにいたのは学院でトップの魔力の持ち主である、あのサイラスではなく――。
「えっと……その、こんにちは」
昨日、カマルが引っ張ってきた『騎士様』だった。
コンラッドの方から、挨拶の声がぎこちなく上がった次の瞬間、リリアの体から溢れ出していた放電がピタリと止まる。
昨日に続いて、まさかそこにいるとは思っていなかった。
え、なんでまたここにいるの?