半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
ひとまず婚約をさせて交友をもたせる。
そこで愛が育てば、結婚までさせたい――と国王達は考えているようだ。
「ひとまずって何よ、そんな気持ちもない中で婚約して、結婚とか……サイテー!」
あやかしの世界では、まずないことだったせいで血的に嫌悪感もすごかった。
――しかも、相手はあやかしを嫌っている王侯貴族だ。
今回、とても長々と続いた手紙は、第二王子のことも書いてあったためだった。国でも数少ない高魔力の持ち主であり、国でただ一つの称号『最強の魔法使い』を受ける可能性があるという。
もし大妖怪であるリリアが妖力を暴走させたとしても、彼なら抑えられるだろう。いい話だと思うのだ、という意見まで綴って婚姻を推していた。
「こんなの、ただの都合じゃない。それで納得すると思っているの?」
当事者である子供達の意見が、全く無視されている。しつこいとは思っていたが、会ったこともない半妖の令嬢を婚約者にあてようとするなんて、馬鹿なのではないか?
するとリリアの胸中を察して、アサギがこう言った。
そこで愛が育てば、結婚までさせたい――と国王達は考えているようだ。
「ひとまずって何よ、そんな気持ちもない中で婚約して、結婚とか……サイテー!」
あやかしの世界では、まずないことだったせいで血的に嫌悪感もすごかった。
――しかも、相手はあやかしを嫌っている王侯貴族だ。
今回、とても長々と続いた手紙は、第二王子のことも書いてあったためだった。国でも数少ない高魔力の持ち主であり、国でただ一つの称号『最強の魔法使い』を受ける可能性があるという。
もし大妖怪であるリリアが妖力を暴走させたとしても、彼なら抑えられるだろう。いい話だと思うのだ、という意見まで綴って婚姻を推していた。
「こんなの、ただの都合じゃない。それで納得すると思っているの?」
当事者である子供達の意見が、全く無視されている。しつこいとは思っていたが、会ったこともない半妖の令嬢を婚約者にあてようとするなんて、馬鹿なのではないか?
するとリリアの胸中を察して、アサギがこう言った。