半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
「ぶっちゃけますと政略結婚ってやつです。あれから二年、絵姿を送ってこいとも要求されていませんし、清々しいくらい政略的な婚約の打診ですね。普通なら権力で圧をかけてきますが、今回はウチ相手なので、力技で押し通すわけにもいきませんし?」
「第二王子は、政略的なものだと知っているのかしら?」
「知らされていると思いますよ。国のためだから婚約しろ、と周りの者達に言われてもいるんじゃないですかね。いいですか姫様、人間の貴族ってのはドロドロなんです。政治的なメリットがあるから家同士で結婚をさせる。愛人を持つ、それがあちらさんのやり方なんです」
だから今回、提案という形で国王達の総意が綴られた。前向きに考えた上で、お見合いをさせてみませんか、と。
「私は絶対に嫌よ! 王子なんかと婚約したくないし、会いたくないっ」
リリアは、目の前のテーブルを思い切り叩いた。
外の人達に好かれていないことは、幼いながら肌で感じていた。使用人や領地のみんなが大好きだ。でも――だから、人間全部を嫌いになりたくない。
「第二王子は、政略的なものだと知っているのかしら?」
「知らされていると思いますよ。国のためだから婚約しろ、と周りの者達に言われてもいるんじゃないですかね。いいですか姫様、人間の貴族ってのはドロドロなんです。政治的なメリットがあるから家同士で結婚をさせる。愛人を持つ、それがあちらさんのやり方なんです」
だから今回、提案という形で国王達の総意が綴られた。前向きに考えた上で、お見合いをさせてみませんか、と。
「私は絶対に嫌よ! 王子なんかと婚約したくないし、会いたくないっ」
リリアは、目の前のテーブルを思い切り叩いた。
外の人達に好かれていないことは、幼いながら肌で感じていた。使用人や領地のみんなが大好きだ。でも――だから、人間全部を嫌いになりたくない。