半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
「嫌なら嫌って、なんでそういう時だけハッキリ言わないわけ? 私達、思ったことは即、言い合って発散していた仲だったと思うんだけど!」
「ははは、そう聞くと『喧嘩友達』っぽい感じですね」
「別に友達じゃないわよ、言うなら『好敵手』じゃない?」
「つまり姫様は、隠し事をされていたのが、お気に召さなかったわけですね」
「……まぁ、そうかもしれない」
婚約自体嫌がっていたから、別に相談されるような仲でもなかった、ということなんだろうけど。
リリアは、なんとなくまたしゅんっとしてしまった。もそもそと起き上がると、ベッドの上で足を抱き寄せて、ぎゅっとする。
「授業がない、なんて、初めて父様に嘘ついちゃったな」
ぽつりと、思ったことを呟いた。
昨日、食事の席で、何かあったのかと尋ねられた。ずっと腹のあたりがムカムカしていたので、婚約者候補のアグスティーナの件を、少しだけ愚痴ってしまった。
その際に、なんとなく察されたような顔をしていた。
もしかしたら、今日のがズル休みだと気付かれている可能性もある。
先程父のツヴァイツァーに、気晴らしに村長らとの畑の状態観察を、一緒にしに行かないかと誘われた。断ったら、どこか気遣う笑顔で「気が向いたら飛んでおいで」とも言われていた。
「ははは、そう聞くと『喧嘩友達』っぽい感じですね」
「別に友達じゃないわよ、言うなら『好敵手』じゃない?」
「つまり姫様は、隠し事をされていたのが、お気に召さなかったわけですね」
「……まぁ、そうかもしれない」
婚約自体嫌がっていたから、別に相談されるような仲でもなかった、ということなんだろうけど。
リリアは、なんとなくまたしゅんっとしてしまった。もそもそと起き上がると、ベッドの上で足を抱き寄せて、ぎゅっとする。
「授業がない、なんて、初めて父様に嘘ついちゃったな」
ぽつりと、思ったことを呟いた。
昨日、食事の席で、何かあったのかと尋ねられた。ずっと腹のあたりがムカムカしていたので、婚約者候補のアグスティーナの件を、少しだけ愚痴ってしまった。
その際に、なんとなく察されたような顔をしていた。
もしかしたら、今日のがズル休みだと気付かれている可能性もある。
先程父のツヴァイツァーに、気晴らしに村長らとの畑の状態観察を、一緒にしに行かないかと誘われた。断ったら、どこか気遣う笑顔で「気が向いたら飛んでおいで」とも言われていた。