半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
「はああああ!?」
なんでまた、とリリアはあんぐりと口を開けてしまった。
実際に目にしたわけではないメイドも、よく分からない事態なのだという表情で、続けた。
「村長達と旦那様に関しては、森の方へは向かわないよう、数匹の妖狐が止めてくれているようです。どうしたら良いのかと、彼らはアサギ様にも対応を求めています」
「分かりました。姫様と一緒に、すぐに向かいます」
答えたアサギが、途端に黒狐の姿へと転じた。リリアと共に屋敷から飛び出すと、猛スピートで飛行する。
屋敷から少しのところの畑群のそばに、ツヴァイツァーの姿はあった。
「ああ、リリア! アサギも来てくれたのか」
「そりゃ駆け付けますよ。あなたの代になってから、初めて級の緊急事態です」
アサギが、言いながらいったん人型へと戻って着地する。
「ここまでくると、抑えられている妖力も感じられますね」
「そうね、今までのあやかしとは格が違うのは、なんとなく分かるわ」
森の向こう、獣らしき頭が覗いているのを、リリアは真っすぐ目に留めて言った。けれど、浮いて同じ目線の高さになっている父へ、すぐに目を戻した。
なんでまた、とリリアはあんぐりと口を開けてしまった。
実際に目にしたわけではないメイドも、よく分からない事態なのだという表情で、続けた。
「村長達と旦那様に関しては、森の方へは向かわないよう、数匹の妖狐が止めてくれているようです。どうしたら良いのかと、彼らはアサギ様にも対応を求めています」
「分かりました。姫様と一緒に、すぐに向かいます」
答えたアサギが、途端に黒狐の姿へと転じた。リリアと共に屋敷から飛び出すと、猛スピートで飛行する。
屋敷から少しのところの畑群のそばに、ツヴァイツァーの姿はあった。
「ああ、リリア! アサギも来てくれたのか」
「そりゃ駆け付けますよ。あなたの代になってから、初めて級の緊急事態です」
アサギが、言いながらいったん人型へと戻って着地する。
「ここまでくると、抑えられている妖力も感じられますね」
「そうね、今までのあやかしとは格が違うのは、なんとなく分かるわ」
森の向こう、獣らしき頭が覗いているのを、リリアは真っすぐ目に留めて言った。けれど、浮いて同じ目線の高さになっている父へ、すぐに目を戻した。