半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
リリアは大きな金色の尾を揺らすと、暴れているデカい狸の方へと向かった。
すると大狸の方が、その姿に気付いた。アサギを連れたリリアが、近くの上空で立ち止まるなり、彼がくわっと目を見開いた。
「貴様が『リリア姫』かああああ!」
唐突に、怒鳴ったその大きな声が、爆音となって空気を震わせた。
とにかく煩い。リリアは、発声された余韻の風を感じながら、凛々しい狐の顔を顰めた。アサギは「うわー」と半笑いで言う。
「すんげぇ無駄な妖力込めてますね~。微塵にも感じてない姫様、さすがです」
その後ろの方こうでは、森の上空に残っている狐達が「ひぇ」と声を上げてひっくり返っていた。
「この距離にいるんだから、聞こえてるわよ。私が『リリア』よ」
「ワシは大妖怪にして、ウゲン様に土地の一つを任された領地主、化け大狸の『タヌマヌシ』!」
名乗った巨大な狸、タヌマヌシが迫力ある形相で睨み付けた。
すると大狸の方が、その姿に気付いた。アサギを連れたリリアが、近くの上空で立ち止まるなり、彼がくわっと目を見開いた。
「貴様が『リリア姫』かああああ!」
唐突に、怒鳴ったその大きな声が、爆音となって空気を震わせた。
とにかく煩い。リリアは、発声された余韻の風を感じながら、凛々しい狐の顔を顰めた。アサギは「うわー」と半笑いで言う。
「すんげぇ無駄な妖力込めてますね~。微塵にも感じてない姫様、さすがです」
その後ろの方こうでは、森の上空に残っている狐達が「ひぇ」と声を上げてひっくり返っていた。
「この距離にいるんだから、聞こえてるわよ。私が『リリア』よ」
「ワシは大妖怪にして、ウゲン様に土地の一つを任された領地主、化け大狸の『タヌマヌシ』!」
名乗った巨大な狸、タヌマヌシが迫力ある形相で睨み付けた。