半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
邪魔されてたまるかと、リリアは怒りに染まった目で右手を上げた。
「雷、降臨!」
その瞬間、空気中にパリリッと走った雷が一点に集中した。そして普段の放電とは違い、まとった一つの攻撃魔法として大きく形作り、頭上からサイラスへと落とされた。
空から落ちるような衝撃波が起こり、一瞬視界が白く染まる。
周りにいたハイゼンや護衛達が「ぎゃっ」と声を上げて避難した。しかしサイラスは、防御魔法で雷を遮っていた。
――とはいえ、重い衝撃をこらえきれず転倒していたが。
「チッ、ちゃっかり防いでるじゃないの」
ほんの少しくらいは、ダメージになるんじゃないかと思っていた。でも無傷なのを見て、リリアはイラッとする。魔法使いとの、こうしたやり合いは初めてで加減も分からない。
その時、結界内で尻餅をついていたサイラスが、初めて屈辱を受けたと言わんばかりにカッと顔を赤らめた。
「貴様ッ、この無礼者め!」
ガバリと立ち上がると、リリアを睨み返した。
「魔法訓練でも倒れたことがない俺の経歴に、傷を付けたな!」
「はぁ? くっだらない理由っ、んなの知るかっての! なら一発頭に食らわして記憶をぶっ飛ばして、そのまま送り返してやるわ!」
「雷、降臨!」
その瞬間、空気中にパリリッと走った雷が一点に集中した。そして普段の放電とは違い、まとった一つの攻撃魔法として大きく形作り、頭上からサイラスへと落とされた。
空から落ちるような衝撃波が起こり、一瞬視界が白く染まる。
周りにいたハイゼンや護衛達が「ぎゃっ」と声を上げて避難した。しかしサイラスは、防御魔法で雷を遮っていた。
――とはいえ、重い衝撃をこらえきれず転倒していたが。
「チッ、ちゃっかり防いでるじゃないの」
ほんの少しくらいは、ダメージになるんじゃないかと思っていた。でも無傷なのを見て、リリアはイラッとする。魔法使いとの、こうしたやり合いは初めてで加減も分からない。
その時、結界内で尻餅をついていたサイラスが、初めて屈辱を受けたと言わんばかりにカッと顔を赤らめた。
「貴様ッ、この無礼者め!」
ガバリと立ち上がると、リリアを睨み返した。
「魔法訓練でも倒れたことがない俺の経歴に、傷を付けたな!」
「はぁ? くっだらない理由っ、んなの知るかっての! なら一発頭に食らわして記憶をぶっ飛ばして、そのまま送り返してやるわ!」