独占欲全開なモテ男子と、幼なじみ以上になっちゃいました。
「あなた綾瀬陽依ちゃんだよね?ちょっとわたしたちと一緒についてきてもらってもいい?」
そうなると、連れて行かれる場所なんてほぼ予想できちゃうわけで。
ド定番と言ってもいいくらいの、人通りがない体育館倉庫の近く。
ついて行かないっていう選択肢もあるけど、そうなるとあとで何されるかわかんないし。
こうして呼び出されてる理由もほぼわかりきってること。
壁際に追い込まれて正面と左と右、逃げられないようにあっさり囲まれた。
まさに少女漫画とかで、ありがちな光景。
「どうして呼ばれたかわかる〜?」
たぶん真ん中の人がいちばん怒らせたらやばいっていうのが顔でわかる。
かろうじてにこにこ笑ってるけど、目の奥が全然笑ってないから。
「えっと……わたし何かしましたか?」
「はぁ?自分がしたこともわかんないなんて、どこまで頭の中お花畑なわけ〜?」