遠い記憶


庭には、若手パパ達が、ビニールプールを準備するのに交代で空気を入れている。


パパさん達は、パナマ帽にサングラスやキャプ帽にサングラスをし首にタオルをかけて、必死に空気を入れていた。

「なあ、優一、そのアロハどうしたの?」
と言って、空気を入れてる優一をパチリ☆

「オイ! 和也、何撮ってんだよ〜」

「ハハハ! 俺も撮ろ!」 パチリ☆

誠は、ムービーに切り替えて、岡田家のみなさんを撮影してる。

「誠! ムービーかよ! ハハハ!」

「親父とお袋がハワイに行った時の土産なんだけどさ〜、着る機会がないからみんなで今日着る事になったんだよ〜」

「ギャハハ! お前、岡田家だけ健康ランドに遊びに来た人たちみたいだぞ!ギャハハ!」

「あ〜俺も、思った! 
ホラ、映画にもなった福島のあそこに行くと、
今の岡田家みたい人が施設内を歩いてるぞ!  
ギャハハ! 腹いてぇ〜 ハハハ!」

「ハワイのお土産ね〜 旅行行くとさ、
あ!欲しいと思って買ってきても日本では、なかなか使えないものってあるよなぁ〜」

「じゃあ、この家族お揃いのアロハはどこで着れば良いんだよ〜」

「やっぱ、福島か!ハワイなんじゃあない?
ハハハ。それを街で着るとチンピラに間違われるぞ! 気をつけろ!ギャハハ!」


そこへ、鈴木栄太とエマが来た!

栄太、エマ
「こんにちは〜 ちびっ子は?」


栄太とエマも アロハとムームーでオレンジ色を基調としたお揃いだった。

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