【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます
「顔真っ赤だね?」
「……け、けっ、結婚……って!?」
真っ赤な顔を押さえた芽衣がひどく動揺して目が泳いでる。
「婚約が先だな」
「ち、違うよ……っ、そうじゃなくて……って、うぇ!? 婚約!? えぇと、順序といえばそうなんだけど……っ、でもでも……」
俺に抱かれたまま、俺の腕の中で芽衣は身振り手振りで説明する。
語彙力を完全に失くした芽衣は、それでもまだ喋り続けた。
「だって……私、全然料理もまだまだで……一年に一回しかキッチンに立たないってお母さんにも言われて……っ」
「……」
「ど、どうしよ……!?」
「気にしすぎじゃない?」
なんて言ったけど、芽衣のエプロン姿を想像したらなかなかやばい。