堕天使系兄の攻略方法。
「わ、わかんないでしょ…っ!もしかしたら私のこと好──」
「それはない」
こんなにも早すぎる即答、今までに聞いたことある?
せめて「好き」くらい言わせてよっ!!
「だってお前、…平均以下じゃん色々と」
「い、色々って何…!?」
「言わせるの?」
「いやいいっ!言わないでっ」
そりゃあ昼間の女の人に比べたら月とすっぽんかもしれないけどさ!
あの人、顔は女優さんみたいに可愛くてスタイルはモデルさんみたいにスラッとしてたし…。
擬音で表すならボンッ!キュッ!キュッ!って感じだ。
そして私は……キュッ、キュッ、キュッ…だ。
「それにさぁ、なんて言うか柚は違うんだよ。今日それがハッキリした」
「え…?」
空気感が変わった。
柔らかい表情を見せているからか、それとも私を見つめてくれたからか。
バチッと目が合うこと数秒。
「っ…!」
スッと伸びて来た手は、ポンッと頭に乗せられた。
ポンポンと軽く叩かれて覗き込むように見つめられる。
「湊、柚ちゃん、ご飯よー?」と下の階から私達を呼ぶ声。